ポケモンWCS2022 Day2使用構築 物理耐性オーガゼクロム

 

どうもお久しぶりです。

KOOTAです。

今回はWCS2022 Day2にて使用したオーガゼクロム構築を供養しようと思います。

世に出ていない構築ではありますが、自分のVGC2022の集大成です。

見てくれるととても嬉しいです。

 


~構築経緯~

まず、自分がこのルール超苦手だったということが判明(INCが全部終わった辺り)からお話がスタートします。

当時はオーガザシアンをメインにグラザシアン、黒馬ザシアン、白馬パルキア、イベザシアン等環境に存在する構築を一通り触っていました。

しかし、どれもこれもしっくりこないどころか戦績もINCボーダーチャレンジを一度も行えないくらいの不適合っぷりでした。

それでもDay2権利持ちのプライドにかけて結果を出すために勝負出来る自分の戦い方は何なのか、考え直すことにしました。

最初はオーガザシアンを続投していく考えでメンツを調整するつもりでいたのですが、最終的に”禁伝はカイオーガ1匹で充分強い”という結論になっていきました。

カイオーガは小回りこそ効きませんが非常に出力が高く、その小回りはザシアンより取り巻きの一般ポケモンの方が効かせやすいです。

また上記の関係上、ザシアンを選出することはそれ自体に繊細なプレイを要求します。

そこで「ザシアンを不採用とし、尖ったポケモンを主力にしてしまうだけのパワーがカイオーガにはある」という考えのもと、当時大流行してた壁ダイマカイオーガをたやすく破壊できてしまうゼクロムに注目しました。

手助け+珠ダイサンダーはとてつもない火力を出します。何より壁オーガザシアンの取り巻きのポケモンゼクロムに有効な選択肢が極端に少なく、ダイマターン中を生き残るのも容易と考え、採用に踏み切ることにしました。

そもそもこのルール得意じゃないと自覚してしまった以上、他の人と同じ普通のことをしてもまず勝てない。だったら思いっきり道を外してやろうと思っていたのも良くも悪くも採用を決意することの後押しになりました。

その後環境が変わり、カイオーガ構築にはデバフ技を持つエルフーンが入り始め、お世辞にも有利とは言えない状態になってしまいましたが、最後はずっと練習してきた分の練度で世界大会へ持ち込むことにしました。

 

~個別解説~

 

ゼクロム@命の珠
陽気    :175-202-140-×-121-156(努力値:0-252-0-×-4-252)
技    :らいげき げきりん ダブルウイング まもる

まずゼクロムの注目ポイントは他のドラゴン禁伝と同じくダイマ適正が高いこと、そして専用技らいげきの火力です。
その専用技の性能からダイマックスをせずとも火力を出せるのがボルトロス等の物理ダイマ枠との違いで、ディアルガよりダイマ無しでも戦う性能があるのがゼクロムです。(らいげきの命中難はありますが...)
攻撃技は無難な3つに加えて守る、持ち物もダイマ性能を引き上げる命の珠という比較的シンプルかつ使いやすい構成を意識しました。
今ルールはダイマが強ければ結構なんでも強い印象があったので「ゼクロムの性能が低くて負けた!」ということが起こりづらいようにシンプルに強い構成は大事だと感じました。

ダメージ感覚ですが珠ダイサンダーがH252ダイマカイオーガに中乱数1発(43.75%)です。

これだけ聞くと性格を陽気から意地に変えた方が良さげに聞こえますが、まず対カイオーガで大事なのは上を取られないことです。
ゼクロムが上を取られさえしなければこっちのカイオーガのしおふきなりエンテイの神速なり横のポケモンの技と合わせて落としにいけます。(WCS直前には物理耐久を削っているカイオーガが増えてきたのでそもそもダイサンダー一撃で倒せる試合の方が多かったです。)
ただ、相手のカイオーガに上を取られてしまうとこっちのポケモンが一方的に削られる上に相手にダイマ権を温存するという選択肢を与えてしまいます。
それを防ぐためということが一つ、そして単純にダイジェット1回で黒馬バドレックスをどうしても抜く必要があるためという理由もあります。

相当な博打ポケモンですが無理に主力にする必要は無いです。
仮に出さなくても、らいげき撃って退場するくらいの雑さで切っても、カイオーガがなんとかしてくれる、そんな感じの心持ちでいましょう。


カイオーガ@とつげきチョッキ
控えめ:191-×-114-202-162-140(努力値:124-×-28-108-12-236)
技    :しおふき 根源の波動 れいとうビーム かみなり

今回、この構築を成立させているポケモンがこのカイオーガです。
ダイマしても、追い風しおふきしても動けば何しても強いのが特徴です。
一般的なチョッキカイオーガと比べるとかなり早いですが、追い風下でレジエレキを抜けるかつ、カイオーガ同士で対面してしまった際に早い方が有利の理論で早くしています。
ゼクロムにも捲り性能こそありますが、一気に頭数を削れる一番重要なポケモンなのでしっかりと行動させたいところです。

エンテイ@きあいのタスキ
陽気    :191-167-105-99-95-167(努力値:4-252-0-0-0-252)
技    :聖なる炎 神速 バークアウト まもる

カミツルギやゴリランダーといったポケモンに対抗する炎タイプ枠なのですがやや珍しいエンテイを採用しています。
一応役割だけで言えばガオガエンのような汎用性の高いポケモンでも果たしてくれるのですが、この構築において「威嚇を受けない」、「ねこだましで怯まない」、「聖なる炎を撃てる一般枠唯一のポケモン」、「比較的素早さが高い」といった特徴が非常に構築にマッチしているため採用されることになりました。
具体的には相手側にゴリラやガエンがいる際にもゼクロム+エンテイでダイジェット聖炎を撃つという盤面を押し付けることができたり、雨下で炎技が弱体化される状況でも相手のザシアン側から無視出来ない存在になってくれたり、ルナアーラキュレムの上からバークアウトを撃てることでカイオーガで切り返すプランを立てることが出来ます。
また、持ち物のきあいのタスキですが上記の通りねこだましを誘わないポケモンなのでタスキが残りやすい、退けないけどどうしても役割を果たしてもらう必要があるという状況に有効といった点が非常に強力でした。

ランドロス@オボンのみ
控えめ:196-148-135-144-101-113(努力値:252-0-196-44-4-12)
技    :だいちのちから がんせきふうじ とんぼ返り まもる

かなり変則的な型となってます。
まず今回の構築ではダイマ権を徹底的にゼクロムカイオーガに渡すことになっています。
よってランドロスダイマックスを切らない特殊の耐久型としました。
また、明確な役割対象としてグラードンとザシアンの2匹をターゲットにしており、ランドロス+カイオーガの並びはグラードン系の構築の多くに有利が付きます。
耐久の調整先は威嚇の入みA244ザシアンのきょじゅうざんをオボン込みで2耐えとなっているため、ザシアンに対しての退き先としても優れています。
技構成もダイマックスを行う気がないので飛行技を切ってとんぼ返りを採用することでゼクロムカイオーガを安着させたり、再度威嚇の準備をしたりと使い勝手が良く、まもるを採用することで技構成が割れたことでランドロスを狙ってくる相手に大きなアドバンテージを取ることが出来ます。

テッカグヤ@パワフルハーブ
控えめ:191-×-124-174-126-90(努力値:148-×-4-252-36-68)
技    :ラスターカノン エナジーボール メテオビーム ワイドガード

この構築に最後に入ってきたポケモンで主に対トリトドンや対白馬を担当します。
基本的にトリトドンを倒せれば何でもいいと言えばいいのですが「ワイドガードが使える」という点が非常に優秀です。
ワイドガードが有効に機能するのはほぼ1試合限りではあるのですがBO3において最後の1戦をワイドガードという技で拾えるのは非常に強力です。相性上不利な黒馬や白馬にある程度勝負出来るようになったのもこの技とこのポケモンあってこそです。
また火力特化にしている理由は、トリトドンエナジーボールで倒すのに相当な努力値がいること(そもそも特化しても調整や乱数次第では耐えられる)。なのですが、構築上相手の物理火力を削ぎつつビーストブーストで暴れまわるという役目を与えることができます。
ゼクロムはその性質上置いていくことも多いポケモンなので代わりに暴れてくれるのは非常に助かるところです。
役割対象である白馬やグラザシ相手にはダイマックスを切ることもしばしばあり、ダイスチルでエンテイランドロスカイオーガを固めてくれます。

エルフーン@バコウのみ
図太い:167-×-133-97-112-136(努力値:252-×-124-0-132-0)
技    :ムーンフォース 追い風 甘える てだすけ

この構築は追い風パーティーなので始動要員として必要です。
型はよくある甘える型なのですが手助けが入っているところがやや珍しいと思います。
この構築ではゼクロムに入った威嚇等のデバフを無理矢理てだすけで相殺するという役割があり見かけ以上に重要です。
ねこだましを誘うポケモンでもあるので安易なガエン+カイオーガ等の並びはてだすけ+ダイサンダーで返り討ちに出来るのも強力です。
ゼクロムと組むのであれば特に採用する価値が高いですね。

 

~選出および立ち回り~

大きく分けて2通りの戦術がメインです。
ひとつは追い風にオーガゼクロムを乗せて殴り切るプラン、もう一つはランドロスエンテイテッカグヤをメインに相手の物理ポケモンを詰ませるプランです。
この構築にはほとんどのポケモンに物理技に対するデバフを持っています。
これを利用することでグラードンランドロスといったポケモンを最後に置物化させて疑似的な詰み状態を作ることができます。

下記に大まかなマッチアップを記載します。

・対オーガザシアン(壁・・・有利)

or

1戦目
先発:+
裏:+

2戦目以降(1戦目勝利なら上で続投、敗北ならこちらに変更。3戦目は勝った方の並びをそのまま使用でOK)
先発:+

裏:+

基本的に相手はゼクロムダイマが止められません。
ただ、攻撃を無理矢理凌ぎ切ってオーガザシアンで返すというプランがギリギリ残っていますので手助けダイサンダーで対面したカイオーガを積極的に狙っていきましょう。
また、ゼクロムカイオーガと対面していない場合はなるべく退くことが大事ですが、相手のガオガエンに捨て台詞を交代先に撃たれると苦しくなります。
その場合、捨て台詞に合わせてゼクロムが守りつつ、隣を交代することで相手のガオガエンを引き留めたままカイオーガエンテイを着地させることを意識しておきたいです。


・対オーガザシアン(追い風・・・トルネ:微有利    エルフ:微不利)

()


1戦目
先発:+

裏:+

2戦目以降
先発:or+
裏:or+

問題のマッチアップ。
トルネロス採用のタイプは構築を組み始めた段階で考えてありましたが、後から出てきたエルフーンは相当苦しいです。
1戦目は相手の先発がゼクロムを睨んだザシアン+追い風要員であることが多いのでエルフオーガで返します。
ザシアンに甘えるを撃ちながらしおふきがトルネロスの場合は通りますので非常に有効です。
エルフーンの場合は光の壁+カイオーガ退きという選択肢があるのですが2ターン目にてだすけ+れいとうビームでおいかぜターンをずらした状態で相手のエルフーンを倒すことを狙います。

2戦目以降は相手はこちらの初手カイオーガを睨むためにカイオーガorボルトロス(いるならカミツルギ)を追い風要員の横に出してくると思われるので初手からゼクロムを選出します。
相手側がダイマックスをカイオーガに切らない限りはおおよそゼクロムのてだすけらいげきが甘える込みでもカイオーガを貫通してくれるので無理矢理突っ切ります。
相手がトルネロスの場合はゼクロムダイマックスを切り、追い風撃ちながらダイジェットorダイサンダーで殴り切ることを意識します。
また、出し負けた場合は無理矢理ダイマックスを切って可能な限り相手の頭数を減らす動きをすると良いでしょう。
ちなみにエンテイ初手は相手に初手追い風以外の選択を咎めることができるので3戦目でかなり有効です。


・対グラザシ(Rinya sun・・・有利)

1戦目
先発:+

裏:+

2戦目(3戦目突入した場合は1戦目の選出に戻ります)
先発:+or(リザが弱保の場合:)

裏:or+

禁伝1体選出が軸になりますがマッチアップは有利です。
エンテイリザードン、ザシアンを睨みつつ、カイオーガに打点のあるポケモンが来たらすぐさまランドロスを投げてカイオーガの体力を保ちます。
トリトドンテッカグヤで倒す、ザシアンをエンテイorランドロスで倒す、グラードンカイオーガで倒す(or置物化させる)といったように1体ずつ処理していくことを心がけます。
弱保リザードンの場合、出てくるとしたら2戦目に奇襲しにくる形になると思われるので2戦目にゼクロムを合わせられるとGood。


・対黒馬ザシアン(追い風orトリトドン入りもしくは両方・・・不利)

()

1戦目
先発:+

裏:or+

2戦目
先発:+

裏:+

3戦目
先発:+or

+or

厳しいマッチアップ。
相手の黒馬の型によって動きが変わります。
相手の初手はほぼ追い風枠+黒馬と踏んでいますが、1戦目の初手は一応何が来てもなんとかできます。
1戦目ですが、黒馬が眼鏡と踏むなら追い風しながらカイオーガでダイストリーム(トリトドンがいても撃つ覚悟をしてください)、タスキと踏むならてだすけ+しおふき。
初手で黒馬を倒す機会を失うと永久に勝てないので強気に仕掛けていきましょう。
倒すと裏からはボルトロスが出てくると思われますのでてだすけ+ダイアイスでどうにか相打ちorエンテイの神速圏内に持ち込めればOKです。
タスキの場合はテッカグヤorゼクロムダイマックスを切ります。
2ターン目は追い風しおふき、ボルトロスorトリトドン+ザシアンが出てきたところでテッカグヤorゼクロムで強引にダイマックス同士の撃ち合いを行い1:1交換が出来れば勝機が見えてきます。

2戦目はゼクロムでダイジェットしながらエルフーンで追い風を撃つことで素早さで勝っていくことを目指します。
当然ながらゼクロム方向に鬼火や甘えるなどのデバフをかけてきますが、1回程度なら食らったうえで押し切れます。
最終的にカイオーガにダイジェットを乗せて相手を倒し切ることを目指します。
また、テッカグヤワイドガードのタイミングがあればここで見せてしまってOKです。
情報が割れて3戦目にもつれ込むとただでさえ薄い勝ち目がさらに薄くなります。

3戦目は基本的に択ゲーを仕掛ける形になります。
初手でボルトロスが来ないことを祈りながらカイオーガ+テッカグヤを投げるのが一番いいと思います。ワイドガード+ダイアイスorダイストリームを初手で通し、ボルトロスが出てきたところでメテオビームとダイストリームorダイアイスを集中するのが一番良いのかなと思っています。

 

・対ルナグラ(五分)

()

1戦目

先発:+or

裏:+or

 

2戦目

先発:+

裏:+

 

3戦目(2戦目の選出と全く同じ選出と選択)

先発:+

裏:+

 

ルナアーラを明確に倒す手段が少なく、グラ系統の構築としてはやや苦しいです。

そのためダイマックスを切るタイミングでルナアーラを倒す形になります。

ただし、エンテイのバクアが非常によく効くので横のポケモンで圧をかけつつ、ルナアーラの攻撃を受けつつ隣のポケモンを倒す形を目指します。

最終的に中盤から後半にかけてカイオーガダイマックスさせて勝負を決めますが、相手にトリトドンがいる際はテッカグヤがエースとなります。

 

1戦目は相手にバナがいることを確認した場合にゼクロムを選出します。

ダイマックスは切らない方向ですが、フシギバナが倒すべきポケモンとして的になってくれます。

相手の初手はルナバナorルナガエン(ロンゲの可能性も無くはないかも?)を想定しています。

エンテイバクア、横のポケモンが素直に最大打点をルナアーラの隣に撃つ方針でOKだと思います。トリルを貼られて2ターン目にエンテイ方向にメテオビームが考えられますのでエンテイを守らせて、こちらの隣がカイオーガの場合は交代(それ以外はそのまま殴ること推奨)、3ターン目にエンテイのいた方向にカイオーガを投げてから攻勢に移ります。

相手が初手でルナアーラを出してこなかった場合は、退くことはせずそのままダイマックスを切って殴り切ってしまった方が良いです。(グラバナ対オーガエンテイの構図の場合のみエンテイをランド退き、カイオーガダイアイスバナ方向の選択かなと思います。)

2戦目以降はゼクロムを選出することは控えます。

基本的にバナorリザ以外に役割を持たないポケモンなので初見時に活用する以外の方法がありません。

また、相手も初動でトリックルームをしてくれる可能性が落ちるためなるべく序盤からカイオーガを使い攻め立てる方針で進めていきます。テッカグヤもエースアタッカーとして存分に火力を出せるため、エンテイが倒されたあとにテッカグヤ+カイオーガの並びを作れるとGood。

3戦目にもつれ込んだ際、今まで初手カイオーガをしてきた場合は相手の初手にグラードンが来ることが推測されます。

ここにランドロスを当てることが出来ると少し優位に立つことができます。

1ターン目にバクア+蜻蛉でカイオーガorテッカグヤ降臨の動きが強力です。

トリルを貼られなかった場合は大抵はルナアーラがこちらのランドロスより早く動くので、相手の行動を見て先に動かれたらカイオーガを、それ以外はテッカグヤを出すという選択をします。

また、グラードンが白いハーブを持っているのが割れている場合は初手ランドロスは悪手になります。その場合、初手はカイオーガを投げるのがよいです。

3戦目に関してはテッカグヤワイドガードを見せるチャンスでもあります。

ワイドガードグラードンの攻撃を防ぎつつルナアーラを速めに処理して、最終的に相手のグラードンをランドカグヤで迎え撃つという盤面を狙っていきます。


・対白馬パルキア(不利)

()

全試合共通
先発:+

裏:+

ゼクロムと取り巻きが軒並み白馬に弱くきついマッチ。
相手の初手はガオガエン+パルキアと踏んでいます。
初動で対面した際にはお互い3通り択が存在します。

相手
①ガエン捨て台詞orねこだましカイオーガパルキアトリル
②ガエン素退きレヒレorガエン捨て台詞パルキアパルキアトリルorレヒレ退き
③ガエン捨て台詞、パルキアダイマ→ダイドラグーンをゼクロム

こちら
ゼクロムダイドラグーンをパルキアカイオーガしおふき
ゼクロムダイサンダーパルキアカイオーガかみなりパルキア
ゼクロム退きエルフーンカイオーガしおふき

このうち相手とこちらの対応番号の択を当てれば試合が有利に傾きます。(相手が①のガエン行動パルキアトリルの場合、こっちが①のゼクロムダイドラグーンをパルキアに当てれればパルキアを倒せる)
まずはこの択を当てていく必要があるのですが、相手視点ゼクロムダイマを無警戒とは考えづらいです。よって①の選択はやりづらいです。
またこちら側は択を外してもリカバリーが効きやすいのが③のエルフ退きになります。
この択は仮に択を外してトリルを撃たれても白馬に甘えるを入れることが出来、まだリカバリーが効きます。
1戦目は確定で、2戦目以降もこの初手エルフ退きを軸に勝負していくことになります。
1ターン目の択をしたあとはパルキアを削りつつ、トリルターンが進んだ来たもしくはパルキアダイマ切れが近づいてきたところでカイオーガorテッカグヤダイマを切って非トリル下で白馬と撃ち合うことを目指します。
ゼクロムに関しては初手の択をするためだけに持ってきていますのでパルキアに倒される分には問題ありません。
白馬と対面しないようにだけ、もししてしまったらテッカグヤワイドガードエルフーンの甘えるで凌ぐようにしてください。
このマッチアップは2,3試合目との変更点は初手の択だけです。
また、途中相手がバレルorガエン+白馬等の初手に変更することも考えられますがその場合もゼクロムをエルフに退きつつ、カイオーガはしおふきがとりあえず誤魔化してくれる択になります。

 

~最後に~
ここまで見ていただきありがとうございました。

結果はDay2 4勝3敗でDay3には届かなかった形になり、非常に残念でした。
環境的にゼクロムが刺さらなくなってしまったのも痛かったですが、最後の最後までこの構築で心中したことに一切後悔はありません。
全力を尽くした結果だと思います。
ただ、一般的に「強い」とされる構築を何一つ扱えなかったことは今でも悔いていて、自分の実力不足を強く感じています。

来年は新作のポケモンSVでのWCSですが、今回の悔しさを晴らせるようまた一から努力していきたいと思います。

今回の記事は以上となります。
皆さん来年は横浜で会いましょう!