ポケモンSM WCSレート及び第二回関東リージョナル使用構築 ハイパワーテテフ―ディン

今回が7世代初めての構築記事になります。
VGC2017はVGC2016、VGC2015と全く違う環境でしばらくの間いい構築が出来ずにいました。しかし、第一回関東リージョナルのレモネードさんという方の試合を見て試しに組んでみたところ自分の戦い方に非常にマッチしていたため、これを煮詰めてしっかりとした構築にまとめていきました。
関東リージョナルではベスト16、DEXオフではベスト8、WCSレートでは最高レート1992というどれをとっても中途半端な戦績ですが見ていってくれるとありがたいです。
では紹介に入ります。
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トレーナーカードジェネレーターが7世代に対応してなかったので無理やり画像合成しました()

構築としては見ての通りテテフカグヤのスタンダードにフーディンを入れた感じになります。
フーディンを入れることによりウインディをはじめ、さまざまなポケモンを一撃で葬り去ることが出来るためやや高速~中速ラインのポケモンが多い構築に強くなるという特徴があります。
つまりテテフを軸とした構築でありながらレヒレ系統の構築を簡単に沈められます。これがこの構築最大の特徴です。
では個別解説に移ります。

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カプ・テテフ
性格 控えめ
努力値 140-×-0-116-0-252
実数値 163-×-95-181-135-147

お馴染みのスカーフテテフです。
この構築ではフィールド貼り+アタッカーとして役割を持ってもらいます。
フィールドを貼れるのはこのポケモンだけなので大事にする必要がありますが控えに置いておけば隣をすぐに引き、このポケモンを出すことでほぼ確実にフィールドを奪い取りフーディンの火力を底上げ出来ます。
また相手のカプ系がテテフのみもしくはカプ無しの構築なら初手でフーディンと並べることも可能です。
しかし、エスパー技はこの環境では特別通りがいい訳では無く、ごり押しでどうにかできないこともあるのでスペックに過信しすぎないようにして退くときは退くのが大事です。
技はサイキネ、マジシャ、ムンフォに加えて、テッカグヤに少しでも打点を持ちたいため10万を採用しましたがぶっちゃけ使うことはほとんどありません。
選出率は堂々のトップでした。
調整は
H:無補正C252ウツロイドのヘド爆耐え
C:H4カプ・コケコをフィールド下サイキネで確定一発
S:準速
となっています。

性格 臆病
持ち物 いのちのたま
努力値 4-×-0-252-0-252
実数値 131-×-65-187-115-189
技 まもる かなしばり アンコール サイコキネシス

今回の構築の肝であるフーディンです。
持ち物は珠なのですが、特性のマジックガードにより珠ダメージを受けないため最低限の特殊耐久を確保すると同時に持ち物を隠すことが出来ます。
サイコフィールド下の火力はすさまじくサイキネでH252ガラガラはもちろん確定、H4ガブリアスとH252ウインディも高乱数で吹き飛ばすことが出来ます。
テテフとサイキネ集中をかけるとH252ポリゴン2も三途の川を渡ることになります。
そして重要となるのがかなしばり+アンコールという技です。
これを絡めることで相手の動きを大幅に制限し、自身を生き残らせると共に味方の行動を確保します。
ヒレ構築に強いのはこの技のおかげです。
初手両守るからかなしばりをすることで眼鏡レヒレは封殺、瞑想を積んできてもアンコールを押すことでしばらくの間置物にすることができます。
打点となりえる技を2つ以上持っている相手は辛いですがかなしばりで止めることに成功すれば次のターンのアンコールでロックできます。
相手がまともに動けない間にこっちはスタンダードで強力なポケモン達をバンバン動かしていくことで多大なアドバンテージを取っていく、という戦法がひとつの大きな勝ち筋となっています。
ただし、このポケモンは非常に危うく特殊耐久はぎりぎり一発耐えられるだけの耐久はありますが物理耐久は壊滅的です。(無振りウツロイドの2/3くらいの物理耐久)
なのでなるべく攻撃を受けないように、無理そうなら良い盤面でバトンを渡せるように封殺していきましょう。

性格 控えめ
持ち物 ソクノのみ
努力値 228-×-0-68-44-164
実数値 201-×-123-149-126-102
技 まもる やどりぎのタネ ラスターカノン かえんほうしゃ

努力値ミスしてるの今きづいた...)
みなさんはちゃんとBに4振ってくださいね☆
闇のアイテムソクノのみを持ったテッカグヤです。
ソクノのみを持たせることによりカプ・コケコをはじめとした強力な電気タイプの技を耐え、隣の攻撃と合わせて処理しビーストブーストを起動させます。
だいぶ攻撃的なテッカグヤとなっていますが、コケコの残りHPが少なく隣だけで倒せたり、そもそも相手に電気タイプがいない場合などもあるのでいいタイミングでビーストブーストが発動できる見込みが薄い時に耐久ゲーを仕掛けられるようにやどりぎのタネを採用しています。
かなり強力ですがこの型は努力値配分が異常に難しいという難点を抱えています。
必要なラインは

・カグヤミラーに大体勝てるだけの素早さ
・ビーストブースト後に圧力をかけるためのとくこう
・やどりぎ耐久を仕掛けられるだけのHPととくぼう

と非常にふわっとしてるラインな上にどれかが満たせなくなると対応力がガタ落ちします。
なので正直調整はまだまだ検討の余地があります。
良い配分あったら俺に教えてください()

性格 陽気
持ち物 ホノオZ
努力値 4-252-0-×-0-252
実数値 166-162-100-×-100-161

今作の目玉、Z技持ちのウインディです。
テテフやフーディンで対応できない鋼タイプに強く、威嚇でテテフフーディンの低い物理耐久を補います。(フーディンは補い切れないけど)
型は神速やワイルドボルトで多彩な範囲に打点を持てる物理型を選択し、その中でも相手のテテフがやや重くなるので最速にしてワンチャン上からZ技を叩き込めるように最速個体を採用しました。
Z技は純粋にフレドラでは倒せない時や反動を受けたくない時に使います。
ワイルドボルトはレヒレを最後に仕留めるときの打点に、神速はサイコフィールドを書き換えられたあとやサイコフィールドが消滅したあとの削りとして使います。
この構築はテテフ以外がまもるを持っている上、フィールド要員のテテフもスカーフで後出し前提のため神速を撃てる機会は割と多いです。

性格 なまいき
持ち物 オボンのみ
努力値 252-4-100-76-76-0
実数値 218-104-101-122-123-45
技 まもる じしん ねっとう れいとうビーム

(あれ?最遅ガラガラ-1にしたはずがS実数値1高いんだけど)
みなさんは厳選さぼらず実数値44以下にしてくださいね☆
雨対策としてウインディテッカグヤを水技から守り、攻撃できる回数増やします。
また、同時にカプ・コケコの対策枠でもあり、あちらには草結びが無い限り打点が無く、こちらは地震でH4コケコを確定2発にできます。
ついでに地震はテテフフーディンが苦手とするベトベトンガオガエンにも打点を与えることができ、非常に機能しました。
まもるはかなしばりとのシナジーと、縛られてるときに隣のポケモンを1ターン水技から守りたい場面が多かったので自己再生の採用を見送り、まもるを採用しました。
そのため耐久はオボンで無理やり補ってる形になります。
調整はHぶっぱ、Bは陽気A252ガブリアスの地面Z耐え、Cは無振りアローを熱湯で高乱数、残りはDに振りました。

性格 いじっぱり
持ち物 ジメンZ
努力値 12-220-4-×-164-108
実数値 185-195-116-×-126-136
技 まもる ほえる じしん ほのおのキバ

ベトベトンの対策として採用しました。
炎タイプをこいつに見てもらうことも多いのでテッカグヤが横にいない場面が多いため、隣を巻き込まないためにジメンZを採用し、カミツルギへの打点としてほのおのキバも採用しました。
またこの構築はトリックルームに非常に弱いため、吠えるで誤魔化せるようにしました。
ドレディアコータスもこのポケモンで見てもらうことが多いためにSラインを下げ、ドレディアのZリフスト耐えまでDに振り、Sは準速デンジュモク抜きは一応確保し、残りはAに割きました。
ほんとはテテフのムンフォ耐えまでDに割きたかったのですがAにがっつり振らないとフーディンのサイキネ+Z地震でH252ポリ2が怪しくなるのでやめました。

~基本的な選出~

基本選出

相手がスタン系もしくはレヒレ軸の構築なら大体この選出です。
威嚇で相手の物理アタッカーを弱体化させ、ウインディを退いてテテフを投げ、フーディンで物理アタッカーをすぐに沈めます()
こうすることでフーディンの事故死を防ぎ、テテフと共に高速で殴る体制ができます。

対雨

雨が相手の時はトドンは裏に置き、初手は相手の雨を使わない選出に対応出来るように投げます。
仮に初手から雨が来てもウインディの隣をトドンに交代すればいい話なので安定しやすいです。

対晴れ

かなり辛めの相手です。
初手でガブにねむりごなされないのを祈り、ほのおのキバでドレディアを倒します。(多分テテフが寝ます)
そのあとはガブとゆかいな仲間達でなんやかんやしてください。
一応スタン対決になるので可能性は0ではなくなると思います。多分。

対砂
無理です

対あられ

まず威嚇を入れ、初手でウインディを守らせてサンドパンを焼きます。
そのあとは凍結しないのを祈りつつキュウコンを倒すことが出来ればトドンかテテフで詰めれることが多いです。頑張りましょう。


相手のトリル要員がミミッキュヤレユータンならガブリアス、ポリゴン2ならフーディンの場合がほとんどです。(もちろん例外もあります)
とにかく初手でトリルを阻止します。
そしてトリルアタッカーを上からワンパンしていきます。以上
トリル阻止出来れば勝ちだし、阻止に失敗したら負けです。

対コケコライチュウ

強気な初手テッカグヤ()
初手は両動かしでコケコを削ります。
そのあとはカグヤを守らせトドンでひたすら地震してればゲームセットです。
気を付けることはライトニングサーフライドを受けないようなるべく早くライチュウを倒すこと。
もちろんコケコも放っておくとカグヤを倒されてしまうので要注意です。

以上になります。
レートはまたもや2000直前で闇落ちという悲しみを背負いましたがカグヤウインディトドンガブの安定性とテテフフーディンの爆発力を組み合わせたこの構築は対応力の高いものになりました。
この構築の他にももっと強力な構築を組んで勝利を手にしていけるよう頑張ろうと思います。
それでは最後までみてくださってありがとうございました!!!