第15回あいオフ使用構築コッツウォルズライボサイクル

どうもみなさん、KOOTAです。
今回は7/8に行われた第15回あいオフで惜しくも(0-4)優勝を逃してしまった構築を紹介します。
今回はオフで使う構築ということで前回と違って構築作成にかなり力を入れており、レートも2008を達成しました。なので構築の完成度には結構自信があります。7世代初のメガライボルト構築に刮目せよ!!!
では紹介に移ります。
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まずは構築の特徴から話します。
この構築は見ての通りライボルトランドロスで相手の火力を削いでいく「威嚇サイクル」という構築になっています。自分のポケモンへの負担を減らしつつ相手に有利なポケモンを回すことができる柔軟性の高さと幾多の構築のメタを貼るポケモン達による相手の行動の阻害が魅力的な構築となっています。
~構築経緯~
構築の要となるライボルトランドロスは相手の妨害に長けていますが自ら動くのは得意ではないためメインで動いてもらうポケモンとして水・フェアリーという強力なタイプと技範囲を持つカプ・レヒレを採用。耐久力も高くさらにライボルトメガシンカ前の特性であるひらいしんとの相性もばっちりでした。
メインギミックはこれで完成したので次に考えたのは各構築に対してのメタです。
この構築のメインギミックだけでは力不足で相手の構築の理想の戦術を決められると後手に回ってしまうと考え、さらに交代戦に長けている構築のためメタ用ポケモンを活躍させやすく勝てる範囲がぐっと広がると考えたため残り3枠を全て他の構築のメタに当てました。
リザ構築、ガモス入りの構築、カプ・テテフ入りの構築に対してヒードラントリックルーム、おいかぜ等のS操作系の構築に対してクレセリア、雨パーティに
対してバイバニラをそれぞれメタポケモンとして採用しました。

~個別解説~
性格 おくびょう
持ち物 ライボルトナイト
努力値 4-×-0-252-0-252
技 まもる 10万ボルト ボルトチェンジ かえんほうしゃ

この構築のメガシンカ枠です。
6世代まではメガシンカした初めのターンはS105で動かなければいけなかったため少々窮屈でしたが第7世代ではそのリミッターを外し、初ターンからS135で動くことができるようになりました。おかげですぐにカプ・コケコ、メガボーマンダメガゲンガーといったポケモン達を抜き去ることができるようになり、かなりの強化をもらいました。いきなりものすごいスピードで威嚇をかけながら
タイプ一致のボルチェンでダメージを与えつつ後続へつなぐアドバンテージの塊のようなムーブに対応できた相手はかなり少なく感じました。
メガストーン解禁のタイミングの関係上S4以前は存在しなかったポケモンというのも大きいかもしれません。
ついでにS135もあるので当然最後のお掃除役も優秀です。スカーフランドロスの電気タイプ版みたいな感覚でした。
技構成は相手の処理タイミングをずらすまもる、メインウェポンの10万ボルト、ボルトチェンジカプ・レヒレとの並びを崩さずカミツルギナットレイに対抗できるかえんほうしゃとなりました。
ちなみにNNのポピーは構築名と合わせて分かる人には分かるネタとなっています。(あいオフで約1名にNNだけで見抜かれた)

性格 いじっぱり
持ち物 ジメンZ
努力値 4-4-4-×-244-252
技 まもる じしん いわなだれ はたきおとす

ライボの相方です。
主に威嚇を撒くのが仕事ですがライボが速い分こちらはあまり速さを求める必要がないのでジメンZでライボにはない火力を求めました。
しかし、ライボルトボルトチェンジに加え、範囲技を使えるポケモン達が非常に多く、スリップダメージが入りやすいため、Aに振ったジメンZランドロスはややオーバーキル気味でした。
そこでAを削りDにがっつり振ることで生存率を上げ、サイクルを回しやすくするのはもちろん威嚇を撒きたい相手の隣に本来苦手なポケモンがいても”一回は威嚇が撒ける”ということを可能にしました。
Dの調整先はC特化眼鏡カプ・レヒレのダブルダメだくりゅう確定耐え、Sはなるべく速い方がこのポケモンは強いと思ってるので準速、残りはHABに4ずつ振りました。
技はまもる、じしん、いわなだれは説明不要としてクレセリアのきのみやカプ・レヒレの残飯といった回復アイテムを無効化するためにはたきおとすを採用しました。

性格 ひかえめ
持ち物 たべのこし
努力値 148-×-0-140-0-220
技 まもる めいそう だくりゅう ムーンフォース

この構築のメインアタッカーです。
基本的に一度めいそうで自身の耐久を上げつつ、攻撃性能を上げてから攻撃態勢に移ります。
かなり耐久は薄く、素早さをがっつり振った形になっているためHP管理が非常にシビアですが威嚇サイクル、ひらいしんと相手からの打点を抑える手段に富んでいる構築なのでめいそうを積むのが非常に簡単になります。
まあしくじって威嚇撒けなかった場合でも一発は色んな攻撃を耐えてくれることが多いです。さすがB115。
ちなみにSの調整先は本来Sの1段階下がったカプ・コケコを抜けるように調整するはずだったのですが計算をミスったために実数値が1遅くなっています。本来の計算式は200×2/3=133 (小数点以下切り捨て)なのに200/3(ここで一度切り捨て)×2=132
という謎の計算をしてしまったためです。なんでこんな計算したのか自分でもわかりません。とりあえずH努力値8をSに回しておくことをお勧めします。
ちなみにCラインは+1だくりゅうでH4ランドロスが確定一発、残りはHとなっています。

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ヒードラン
性格 ひかえめ
持ち物 シュカのみ
努力値 84-0-0-220-0-204
技 まもる ねっぷう ラスターカノン ストーンエッジ

対リザ、ガモス、テテフ等を担当します。
特筆すべき点はストーンエッジという技です。
本来リザはともかくガモスは蝶の舞を舞うことによってヒードランからの打点をかなり抑えることができ、その間に隣のポケモンを次々となぎ倒すことができます。
この構築もウルガモスの蝶の舞は天敵であり、積ませてしまいサイクルを崩壊させられるとそのまま負けに直行してしまいます。これを解決するのがヒードランストーンエッジという技です。
ウルガモスを見た瞬間後ろからすぐに投げ、次のターンで隣を守らせながらストーンエッジを撃つことで「3ターンくらい前のことかな?いきなりランドロスが正面に出てきたんだよね そしたらガルーラが猫で止めてる間に蝶舞積んじゃって気づいたらホノオZでランドロスが死んでたわww」などとイキっているウルガモスを何もさせずに殺害することができます。
他の技はまもる、ねっぷうに加え、テテフへの打点となるラスターカノン、持ち物は突然のめざ地面による事故死を防ぐシュカのみ、調整はお気に入りの準速70族抜きで火力に寄せた型です。

性格 おだやか
持ち物 マゴのみ
努力値 252-×-0-180-76-0
技 トリックルーム どくどく サイコキネシス こごえるかぜ

トリックルーム、おいかぜを担当します。
相手のおいかぜ構築に対してトリックルームを貼ることによって対抗、こちらに中速が多いのでトリル警戒でおいかぜ貼られない場合でもこごえるかぜでS操作をかけることができます。こごえるかぜ+ランドロスのジメンZの最強コンボを叩き込むこともできます。
トリックルームに対してはトリックルームを返すことで対処します。
また、いつまでもトリックルームを貼られるのと返すのを繰り返すと埒があかないので相手のクレセに対してトリル返しに専念しつつ、処理を可能にするどくどくを採用しました。調整は普通のD11n個体です。

性格 れいせい
努力値 252-0-0-108-148-0(個体値が低いためS実数値77)

基本的に対雨を担当します。
なぜユキノオーではないのかというと雨パーティーは始動役にペリッパーというポケモンを手に入れてしまいました。
それにより草タイプを持つユキノオーは抜群を取られてしまい受け出しするには不安定になってしまいました。
そこで新たに天候書き換え役として抜擢されたのがこのバイバニラです。
単こおりタイプですがフリーズドライによりルンパッパをはじめ雨パのポケモンに強いのがとても強力でした。
フリーズドライは上記の理由、ふぶきはバイバニラなら必須としてこおりのつぶては少し残った相手を削るために採用、最後の枠は他にろくな攻撃技を覚えなかったためラッキーをはじめとする害悪系の対策としてぜったいれいどを採用しました。
持ち物は何回も後投げできるようにとつげきチョッキ努力値は少しDに振りたかったためにこの調整になっています。Sは中途半端ですが実数値89以下(無振りニョロトノ抜かれ)ならなんでもいいです。ほんとはS実数値89が理想ですが厳選が面倒だったためSは妥協してます。

~選出~

対ガルーラスタン
実はガルーラスタンは特別得意な相手ではないのですが威嚇サイクルがよく効きます。まあ相手のクレセやレヒレがめいそうを積み始めない限りは若干こっちの方が有利です。
カプ・レヒレを大事にするプレイングを常に心がければ充分勝てます。
ヒードランは相手にウルガモスがいる場合のみ選出してください。

対ガルミロウルガ
どうしてもメタる方法が思いつかなかったため仕方なく切った特性かちきを持つミロカロス入りには半ば諦めムードで試合をすることになります。
しかし、ミロカロス入りの相手だからと威嚇を撒かずに戦うのはまず不可能のため初手からランドロスライボルトを投げてミロカロスお構いなしに威嚇を飛ばしていきましょう。勝ちパターンは相手が深読みして初手でミロカロスと出してこない、初手から集中でミロカロスを吹き飛ばす、ミロカロスを放置して1:1交換し続けてカプ・レヒレと対面させる、の3つです。

かなり有利な相手です。
まずはランドロスリザードンをけん制しつつ、カプ・レヒレはめいそうを積んでいきます。
これだけでこの系統の構築相手にはだいぶ優位になりますがさらにヒードラン投げの択に加え、闇の技ストーンエッジが飛んできます。
トリックルームルートがありそうならメガライボルトの選出を諦めてクレセリアを選出していきましょう。

対テテフグロス
まずはヒードランカプ・レヒレにバックそしてライボはボルチェンしてランドロス
こうすることで相手のグロスの火力を削ぎつつテテフのカクトウZ、スカーフサイキネの両方をケアすることができます。
一度カクトウZを確認したもしくはカクトウZじゃないとわかったらヒードランで暴れていきましょう。

こちらもだいぶ有利な相手です。
まずボーマンダに威嚇を入れてレヒレがワンパンされるのを防ぎます。
その後はレヒレライボあたりで圧力をかけていけばOKです。
少し注意ポイントとしてはバンギラス入りの構築。
氷技持ち+バンギラスの並びがきついのでレヒレの扱いがシビアになります。

対雨
本来なら苦手そうな雨パーティーですがバイバニラのおかげでかなり有利になります。
まずは初手の天候の取り合い。大体あられが降ります。その後バニラはフリーズドライを雨エースに連打していきます。バイバニラが雨エースににらみを利かせ、そのバニラに有利な鋼に対してライボルトがにらみを利かせていきます。
ボルトチェンジでのあられの再展開、レヒレをクッションにしつつバニラを戻し、再展開とありとあらゆる方法で天候の取り合いを有利に行えます。

対ツボラッキー
ぜったいれいどを信じろ!!!!!

基本的に有利なパーティーはまずそれぞれメタを貼っている雨、リザに加え、ライボルトに対して大きな打点を持たず威嚇をもろに食らうボーマンダといったところでしょうか。
逆に不利な相手は特殊系の積み技(めいそう、ちょうのまい等)を使う構築、威嚇サイクルで追いつかない量の火力上昇を行う構築(はらだいこ、エルテラ等)といったところです。

~総括~
今回の構築はいかがでしたか?
個人的には自分らしいトリッキーかつハイパワーは構築に纏まって完成度には満足しています。
しかしあいオフの結果は準優勝。ここまで頑張ったからにはやはり優勝したかったです。
来シーズンではついにメガサーナイトが解禁ということで環境が動くのかはたまたカプ系の対策が直撃してあまり環境には出てこないのか個人的にはとても楽しみです。
では皆さんここまで見てくださってありがとうございました!

~おまけ~
QRチームです
中身バレてても使いたい物好きな人はどうぞ